「クレしん」中国で根強い人気


パチモンがどうとか言っておいでの方々が、複数おいでですが。
別に、向こうのファンの皆さんが、商標権を押さえてパチモングッズを出しているわけではございません。

中国では、大陸でも香港でも台湾でも、「クレヨンしんちゃん」の本については、正規の契約のもと、臼井儀人氏名義で、向こうの言葉に訳されたものが出版されています。
大陸では、「陝西師範大學出版社」という会社が、「クレヨンしんちゃん」の中国語の繁体字での訳「蠟筆小新」の題で、正式な契約に基づいて、中国語版を発行しているようです。
著作権」は、漫画でもアニメでも、侵害されておりませんのです。
よって、向こうの皆さんは、日本の漫画家である臼井儀人さんが「しんちゃん」の作者(アニメの原作者)であると認識しておいでです。

中華人民共和国で認められていないのは、著作権だの版権だのではなく、中国語表記のみからなる商標「蝋筆小新」についての権利のようです。
「蝋筆小新」の表記の付いたグッズが、双葉社の権利の及ばない所で売られており、双葉社はこの中国語訳名について商標権を主張できない状況ですが、「Shinchan」の商標名で、グッズの販売がなされているそうです。


参考
クレヨンしんちゃん - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%A8%E3%83%B3%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93
蠟筆小新 - 維基百科,自由的百科全書
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E8%9C%A1%E7%AC%94%E5%B0%8F%E6%96%B0

知的財産権侵害問題については、以下によりますと、斯くの如しです。

≪「クレヨンしんちゃん」事件に先立って双葉社は、2002年に中国本土でコミック本の販売を開始した際、海賊版の締め出しに成功したことが報道されている。
中国における商標権の上記のような経緯を考えれば、この成功例は「著作権」に基づく排除であって、「クレヨンしんちゃん」が著名商標であることに基づく排除ではなかったのではあるまいか。いずれにしても、中国語表記のみからなる商標「蝋筆小新」の部分に「著作権」の効力は及ばないのである≫

【中国商標】「蝋筆小新」(クレヨンしんちゃん)事件の教訓
http://www.ondatechno.com/Chinese/report/trade200505.html


しかしまあ。
人の死と、その人の死を悼む人々をダシにして、特定の民族グループへの憎悪剥き出しの文章を書き連ね、人によってはデマをばら撒く。
下品なものですね。


<レコチャ広場>「辛い時はしんちゃんに助けられた」=根強い「クレしん」人気―中国
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=968252&media_id=31
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=35555

≪2009年9月20日、ababyaさんのブログ「わたしのブログには名前がない」はエントリー「お姉さん、ピーマン好き?」を発表した。先日、不慮の死を遂げた臼井儀人さん(本名は臼井義人さん、享年51歳)の人気漫画「クレヨンしんちゃん」とその思い出についてつづっている。

クレヨンしんちゃん」は1990年に漫画連載が開始、1992年からアニメの放映が始まった。同ブログによると、アニメのうち初期577話(おおよそ1998年までの放送分に相当)及び劇場版16作(2008年公開分まで)が中国語版として流通している。これ以外のエピソードも一部、日本語音声にファングループが字幕をつけたバージョンが存在している。

「辛い時、いつも助けてくれたのがクレヨンしんちゃんでした。5歳のしんちゃんとその“父親”臼井先生は10年以上にわたり喜びと感動を与えてくれた」とababyaさんは感謝の言葉を述べている。中でも記憶に残っているのは劇場版アニメ「オトナ帝国の逆襲」のセリフ、「オラ、父ちゃんと母ちゃんとひまわりとシロと、もっともっと一緒にいたいから」だという。(翻訳・編集/KT)≫


付記

私が書く、この手の日記の動機は、《「立ち位置は、どちらでもないけど、知識も余り無い」という方々が、事実無根のデマやヘイトスピーチを鵜呑みにしたら厭だな》、というのが大きいと思います。
アレなことを書かれておいでの方々に対する動機や心情は、「理によって説き伏せたい」ではないですね。
理論武装はしておりますが、根底で行いたいことは、対話でも説得でもなく、もっと非建設的な負の感情の発露かも知れません。
しかしまあ、百人に一人でも、話して判る人がおいでの可能性が有るなら、過剰にキツい表現で、精神的な退路を断つような真似は避けた方が良いですね。
建設的な結果を出せるなら、結構なことですし。
心しておきましょう。

こちらをご高覧の方には、「差別は良くないですよ」が当方の立ち位置ですので、それをお汲み取り願えましたら幸いです。

中国関係で、パクリがどうのと、一再ならずニュースになりますが、大概は、その中国のネットでも、中国人の皆さんが、熱心に糾弾されておいでだったりします。
受け手の目が肥え、意識が高くなっていけば、自ずと送り手も淘汰され、阿呆なことはしにくくなってくることでしょう。
そうやって、状況がより良くなっていくことに期待したいものです。

パチモンがどうとか言っておいでの方々が、複数おいでですが。
別に、向こうのファンの皆さんが、商標権を押さえてパチモングッズを出しているわけではございません。

中国では、大陸でも香港でも台湾でも、「クレヨンしんちゃん」の本については、正規の契約のもと、臼井儀人氏名義で、向こうの言葉に訳されたものが出版されています。
大陸では、「陝西師範大學出版社」という会社が、「クレヨンしんちゃん」の中国語の繁体字での訳「蠟筆小新」の題で、正式な契約に基づいて、中国語版を発行しているようです。
著作権」は、漫画でもアニメでも、侵害されておりませんのです。
よって、向こうの皆さんは、日本の漫画家である臼井儀人さんが「しんちゃん」の作者(アニメの原作者)であると認識しておいでです。

中華人民共和国で認められていないのは、著作権だの版権だのではなく、中国語表記のみからなる商標「蝋筆小新」についての権利のようです。
「蝋筆小新」の表記の付いたグッズが、双葉社の権利の及ばない所で売られており、双葉社はこの中国語訳名について商標権を主張できない状況ですが、「Shinchan」の商標名で、グッズの販売がなされているそうです。


参考
クレヨンしんちゃん - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%A8%E3%83%B3%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93
蠟筆小新 - 維基百科,自由的百科全書
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E8%9C%A1%E7%AC%94%E5%B0%8F%E6%96%B0

知的財産権侵害問題については、以下によりますと、斯くの如しです。

≪「クレヨンしんちゃん」事件に先立って双葉社は、2002年に中国本土でコミック本の販売を開始した際、海賊版の締め出しに成功したことが報道されている。
中国における商標権の上記のような経緯を考えれば、この成功例は「著作権」に基づく排除であって、「クレヨンしんちゃん」が著名商標であることに基づく排除ではなかったのではあるまいか。いずれにしても、中国語表記のみからなる商標「蝋筆小新」の部分に「著作権」の効力は及ばないのである≫

【中国商標】「蝋筆小新」(クレヨンしんちゃん)事件の教訓
http://www.ondatechno.com/Chinese/report/trade200505.html


しかしまあ。
人の死と、その人の死を悼む人々をダシにして、特定の民族グループへの憎悪剥き出しの文章を書き連ね、人によってはデマをばら撒く。
下品なものですね。


                                                                                                    • -

<レコチャ広場>「辛い時はしんちゃんに助けられた」=根強い「クレしん」人気―中国
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=968252&media_id=31

≪2009年9月20日、ababyaさんのブログ「わたしのブログには名前がない」はエントリー「お姉さん、ピーマン好き?」を発表した。先日、不慮の死を遂げた臼井儀人さん(本名は臼井義人さん、享年51歳)の人気漫画「クレヨンしんちゃん」とその思い出についてつづっている。

クレヨンしんちゃん」は1990年に漫画連載が開始、1992年からアニメの放映が始まった。同ブログによると、アニメのうち初期577話(おおよそ1998年までの放送分に相当)及び劇場版16作(2008年公開分まで)が中国語版として流通している。これ以外のエピソードも一部、日本語音声にファングループが字幕をつけたバージョンが存在している。

「辛い時、いつも助けてくれたのがクレヨンしんちゃんでした。5歳のしんちゃんとその“父親”臼井先生は10年以上にわたり喜びと感動を与えてくれた」とababyaさんは感謝の言葉を述べている。中でも記憶に残っているのは劇場版アニメ「オトナ帝国の逆襲」のセリフ、「オラ、父ちゃんと母ちゃんとひまわりとシロと、もっともっと一緒にいたいから」だという。(翻訳・編集/KT)≫