私は○○と××が嫌いである(例・「差別」「黒人」)

 取り合えず、韓国では、十代の性犯罪発生率(強姦以外も含む)が箆棒に高い事を示すデータが有る事(尚、全世代を引っくるめ、国全体で見れば、韓国の順位は世界の上位十位にも入らない)、一方、日本の発生率は、10代は元より、国全体でも、際立って低い事を指摘しておきます(データとソースはコメント欄に下記)。
 
 反論は理性的に。
 デマを流さないように(23:08 追記。永沢さん、ご指摘、有難うございます)。

 この問題は、『表現の自由』や『法と道徳の分離』、或いは日本のソフトパワーの事や景気問題とかのみならず、青少年(児童)の環境とか、青少年への『教育』とか、ひいては『家族』制度とか、そう言う事に繋がっています。

 『子供を守れ』(その為に、子供には問答無用で言う事を聞かせろ、そして保護者が信用に値しないから行政による規制が必要なのだ)などと言う人には、反論として、『表現の自由』ではなく、こう言った方が良い(通じ易い)かも知れません。

 『子供の意見表明権を無視するな。その成長の度合いに応じて適宜の指導と教育を。それをきめこまやかに出来るのは、行政ではなく、保護者と学校である』

 つまり、青少年健全育成条例などの様な、『子供の為』という旗印には、日本も批准している『児童に関する権利の条約』とその精神をもって対抗するのが本筋かと。


 但し、この条約は、「不健全指定」「有害図書類指定」を否定する論拠には成り難い様です。
 参考
・青少年条例と国際条約:「有害図書類」指定との関係
http://hp1.cyberstation.ne.jp/straycat/watch/news/kaisetsu/treaty.htm (「但し」からURLまでの段落は、2010/12/26追記)
 

 この条約に基づいた『子供の権利条例』が、幾つかの自治体で制定されています。
 ですが、『子供の権利を尊重し、親と子が対等なパートナーだとか言うようでは、しつけができない』『家族制度を破壊する』という批判が出ているのですね。
 これは、選択的夫婦別姓制度への反対とも似ています。
 根に有るのは、明治的家父長制的家族制度への依存と強制なのです。
 そう言う意味で、子供の権利条約(同条例)や選択的夫婦別姓制度への反対論と、表現規制への反対論は、相反するものなのです。
 また、選択的夫婦別姓制度の要求をする一方で、虚構の性表現や暴力表現にはヒステリックに拒否反応を示し、それらの表現の自由(販売・流通の要素も含む)を認めず、そして子供の知る権利も認めない、そう言う姿勢は、一方で自由を求めながら、もう一方で自由を否定する、二重基準なのです。

 自由(乃至は多様性)と尊厳の無い所に人の幸福は無く、幸福でない人によって構成される不寛容な共同体は、外見上は平和であっても幸福ではなく、価値は無い、という事になりますかね。


 『マスゴミの報道を規制しろ』とか言ってる既知外は居ませんか。
 表現規制に反対し、表現の自由や文化の多様性を語る、同じその口から、レイシズムに基づいたヘイトスピーチが、事実無根の流言飛語が出ては居ませんか。
 それらの姿勢は、矛盾と破綻をしているのです。
 表現規制に反対される方で、お心当たりの有る方は、多々おいでかと考えます。
 そのお姿を見て、ヲタク文化に馴染みが無く、また、「憲法」と聞いてもピンと来ない御年配の皆さんが、どれだけ引くか、御想像が付きませんか。
 自殺行為ですので、改めましょう。
 後弾は迷惑です。





・性描写規制案を可決…韓国は規制賛成派多数「日本はやっと気付いたか!」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1446590&media_id=123