これも「スマートグリッド」なんですよ。
一方的に借りを作るという話ではございません。
当然、代金を支払うのであり、また、お客様になってあげるのです。
それと、売る方としては、電力の余剰分を無駄無く換金出来る訳で、諸々の発電方法を運用し易くなります。
原発の電気の余剰分を如何に有効利用するかという点も当然ですが、再生可能エネルギーだって、「逆潮流」という問題が有り、それらへの対処として、スマートグリッド(それも、より広範な)の構築は、有益なものなのです。
今後、日本の方から売りたいと言う状況も、当然、発生し得ます。
共存共栄でございますね。
長距離の送電線の場合、ロス(減衰)が心配ですが、交流ではなく直流の送電線にすれば宜しいかと。
・直流送電 - Wikipedia
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周波数統一問題も、直流送電網へ移行することによって解決しようと言う意見が有るようです。
・行政書士山浦清美のお気楽トーク 電力の周波数統一は可能か?
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《幹線送電線路を直流送電化するというものです。交流と直流のどちらが良いかという議論は、発明王エジソンの時代に遡ります。現在でも議論のあるところですが、半導体技術の進歩により、直流送電に軍配が挙がりそうです。
送・変電所で交−直変換、直−交変換を行えば、従来の配電設備はそのまま利用できますし、需要家も今まで通りで大丈夫です。
後は設備投資の問題が残りますが、少なくとも周波数を統一するより安くなるでしょうし、一時にやってしまう必要もありません。徐々に出来るところから移行していけば良いのです。》
こういう研究も有る由です。
・クローズアップ 山口研究室 工学部 電気システム工学科 中部大学
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《送電線に抵抗ゼロの直流超伝導線を導入し、送電線損失の少ない送電システムの研究開発を行っています。最終的には地球規模の電力網を作ることが目標です。》
《直流超伝導送電は電力貯蔵能力もありますので、出力が不安定な自然エネルギーとの組み合わせに適しています。 また、地球規模の送電ができると原子力発電所との相性も良いです。現在、原発は世界に450基有ります。そして、今世紀中に2000基作る計画があります。たぶん22世紀には太陽エネルギーだけで人類の使う全エネルギーは賄えるのですが、今世紀は原発と太陽エネルギーの両方を使うと思われています。一方、世界中どこでも昼間の電力消費は夜間ではほぼ2倍です。電力は貯蔵できないので、発電施設は昼に合わせて作られ、夜間は余剰な発電施設を抱えます。図2のように、昼と夜の地域で電気を融通し合うことが出来れば、二酸化炭素の放出量の少ない原子力発電設備を効率的に利用することができると同時に、22世紀では廃炉する原子炉数も減るでしょう。 》
実用段階においては、既にこういう話も。
・独ノルウェー間に580kmの海底ケーブル。対馬海峡は200kmです。 - クララの八百八町 808 Towns
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580kmの海底ケーブルが、既に実現しているのですね。
また、日韓トンネルを掘ろうという話が有りますが、仮にそれが実現にすれば、一緒に、送電ケーブルやパイプラインを通すという事も可能でしょうね(ベーリング海峡でも似た様な話が有る由です)。
ちなみに、「ドイツは原発大国のフランスから電気を買って、脱・原発に成功しました。」て、良く見る意見ですが。
・ドイツの急速な脱原発は、フランス原発に依存か? (その1) フライブルクから地球環境を考える〜村上 敦のエコ・エッセイ〜
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《どれだけのドイツには発電出力があるのかというと:
ドイツには、全出力で140GW〜160GW出力容量の発電施設があります:
・石炭火力:29.0GW
・褐炭火力:22.4GW
・原子力:20.5GW
・コージェネ:20.8GW
・ガスタービン:23.1GW
・風力:25.8GW
・水力:10.3GW
・その他、太陽光、廃棄物、石油、バイオマス、小型発電機などで数十GW
ということで、一般には、風がない、曇りや夜間、ゴミもない、渇水、温水需要がないなど、不安定な要素のある自然エネルギーやコージェネ、分散型の発電施設を除き、かつ安定供給できる発電所も、点検や補修など稼働率を考慮すると、控えめに見ても、ドイツには常時86〜87GW出力の発電施設があります。
また常識的には、一律にすべての自然エネルギー発電や分散型発電の発電を停止させることは想定しがたく、分散されているからこそ、そして前提条件が多様だからこそ、ある一定量の発電は常時行っています。ですから、こうした86GW出力の発電能力のうち、40〜45GW出力分だけ発電できると、ドイツでは電力の安定供給が行えることがわかります。
もちろん、人的なミス、テロによる集中攻撃、あるいは隕石による発電施設のピンポイント破壊などの事柄が発生しない限り、ドイツでは原発減少分15.1GWがなくとも、あるいは全原発が停止したとしても、まったく問題なく安定供給できるわけです。》
これも知られていませんが、ドイツの需要以上に、フランスが売りたがっていたのです。
ドイツとしては、より安価故に購入したのであって、他に選択の余地が無いから仕方なく買った訳ではありません。
ただし、より安価な選択肢が存在する事は、経済的に有意な事です。
・ドイツの急速な脱原発はフランス原発に依存か?(その2) フライブルクから地球環境を考える〜村上 敦のエコ・エッセイ〜
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《フランス、チェコはドイツに対して唯一の輸出超過の国ですが、両国は原発発電など大型発電所の割合が多く、出力調整が効きにくいため、両国で余った電力は、主にドイツの市場で叩き売りされているからで、「ドイツで電力が足りないから両国の原発電力のバックアップが必要」という認識は誤りです。もちろん両国では、日本と同じように建物のオール電化や揚水などの対策は進めていますが、欧州は系統で繋がっているため、ある程度の高価な対策を施すよりも、安価で叩き売りするほうが経済性があるためです。これは、電力取引市場でドイツの電力需要がピークのときに(つまり電力取引価格が高価なときに)、主に両国から電力が流れてきているのではなく、全日を通して平均的に、またときには深夜に異常に高い割合でドイツに流れ込んでいることからも、分かります。》
ドイツからフランスに売っている事例も有るようですね。
・RWE Facts & Figures 2008 - Germany Import and Export of Electricity
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・フランスが電力の輸入国に フライブルクから地球環境を考える〜村上 敦のエコ・エッセイ〜
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特定の国を嫌われるのは、まあ、しょうがないですが。
それらの国々に対処する一番良い方法は、その国の人達に、こう思ってる人を増やす事です。
「日本とは、経済的に仲良くやった方がお得である」
「日本の文化、好きですが何か?」
・元環境相 海外から電力輸入を
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