違法取調に「拷問王」の人脈関与
冤罪が疑わしい事件だそうですが。取り調べの内容が、これまた酷い。
やらかした刑事達は、断罪されていないのですかね。こんな連中がのさばった国が、俺の母国だよ。情けなや。
《袴田への取調べは過酷をきわめ、炎天下で平均12時間、最長17時間にも及んだ。さらに取調べ室に便器を持ち込み、取調官の前で垂れ流しにさせる等した。
睡眠時も酒浸りの泥酔者の隣の部屋にわざと収容させ、その泥酔者にわざと大声を上げさせる等して一切の安眠もさせなかった。そして勾留期限がせまってくると取調べはさらに過酷をきわめ、朝、昼、深夜問わず、2、3人がかりで棍棒で殴る蹴るの取調べになっていき、袴田は勾留期限3日前に自供した。取調担当の刑事達も当初は3、4人だったのが後に10人近くになっている。
これらの違法行為については次々と冤罪を作り上げた紅林麻雄警部人脈の関与があったとされている。》
それと、ですね。
冤罪の可能性は、おいておくとして。
心神喪失・心神耗弱の人間への処刑は、意味が有るのかという視点も、重要なんですよ(この記事を書かれた記者氏は、その点を重視しておいでなのかも知れませんね)。
我々の住む国は、「近代国家」なのですから。
江戸時代の徳川幕府統治下でもなく、戦前や戦中の帝政日本でもなく、中世の欧州でもなく、レイシストがウヨウヨ居る米国の中西部や深南部でもなく、土俗的風習をイスラム原理主義と勘違いしている中東の片田舎でもなく、拳王様や聖帝様が支配する核戦争後の荒野でもなく、「法治国家」なのですから。
刑事訴訟法479条。
《死刑執行の停止: 死刑を言い渡されたものが心神喪失にあるときは、法務大臣の命令によって執行を停止することができる。》
「さっさと殺してしまえ」とか言う趣旨の日記をお書きの、昆虫並の知性を存分に表現しておいでの皆さんは、1日も早く人間に進化して下さい。
・紅林麻雄 - Wikipedia
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・袴田事件 - Wikipedia
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■袴田巌死刑囚が心神喪失、執行停止を…日弁連
(読売新聞 - 01月27日 13:28)
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