殺したかったのは、《家》そのもの?

 詳細はまだ判りませんが、親達に何かの責任が有ったにせよ(DVは有ったようですね)、年端もいかない妹が殺されたのは、気の毒です(追記:大怪我でしたが、命は取り止めた由です)。
 容疑者にとって、妹である、年端もいかない少女が積極的な憎悪と殺意の対象となっていたとしたら、尚のこと、親の責任が伺われます。

 養父だけでも生き延びたのは、真に重畳。
 彼までも死んでしまえば、真相の究明も出来ません。




■宝塚・中3放火、家族の逃げ道に火つける
(読売新聞 - 07月10日 14:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1271609&media_id=20
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100710-OYT1T00511.htm

《 兵庫県宝塚市で民家が放火され、家族3人が死傷した事件で、殺人未遂と現住建造物等放火容疑で逮捕されたこの家の中学3年の長女(15)と同級生の女子生徒(14)が、それぞれの自宅を放火する際、1階への通り道を狙っていたことがわかった。



 長女宅では、着火剤を塗りつけた階段に燃えやすい毛布を置き、火をつけていたことも判明。県警宝塚署は2人が2階にいた家族を確実に殺害するため、逃げ道をふさぐ形で犯行に及んだとみている。



 また、同署は10日午前、2人を殺人と殺人未遂、現住建造物等放火容疑で送検した。



 捜査関係者らによると、2人は9日午前2時30分頃、木造2階建ての長女宅で、階段上り口付近の床や壁にバーベキューなどの際に使う着火剤を集中的にまき、上から毛布をかぶせてライターで着火。火が燃え上がり、2階に煙が立ち込めたことを確認してから、その場を離れたという。



 2階で寝ていた同居男性(39)は火災に気付いたが、階段から逃げられず、窓から1階の屋根に飛び降りた。長女の母親(31)と次女(9)は逃げ遅れ、母親は死亡した。



 3階建ての同級生宅では、2階の台所に食用油をまいた。3階で寝ていた両親が屋外に出るために通らなければならない場所だ。しかし、2人は火を放つ前に、3階にいた同級生の兄弟を起こして逃がそうとして、両親に気付かれた。着火剤やライター、逮捕時に所持していた包丁は長女宅のものだった。



 同級生は調べに、「(犯行前日の8日に)生活態度が悪いことなどで親にひどくしかられた」と供述。長女は7日に学校で「親にやられた」と両腕にあざをつくって泣いている姿が複数の同級生に目撃されている。同署は親に対する不満を募らせた2人が、2〜3週間前から計画していた犯行を実行に移したとみて調べる。》