「法は法だ」(キリッ)

などと、別件では言う人が。
この件では不快がってたら、お笑いである。

多分、自民党の支持者の割合が多かろうが(或いは維新やたちぽん方面かなw)。
あの方々の出してる憲法改正草案が実現したら。
斯様な理不尽が、間違い無く、もっと増える。

まさに、「公共の福祉」に取って代わる、「公益」「公の秩序」の出番である故に。
「天賦人権」が消えた後、「天」(自然権)に替わる物は、伝統的な「お上」である。

NHKの契約強制など、ほんの序盤。
なお、「NHKは左派」って観る人も居る様だが、所詮は、事実上の国営放送。


そうそう、漫画やアニメなどの性的・暴力的な描写などへの、表現規制にも絡めると。
ゾーニングがしたいだけ」て理屈での、正当化が見受けられるけど。
NHKを視聴したくない人にも、契約と受信料支払いを強要する政策と、矛盾しない訳が無い。

まあ、先々、絵に描いた物に対しても、「児童ポルノ」扱い+単純所持規制が、もし実現したら。
過去の作品諸々も。
作家や出版社などの保持する、生原稿やデジタルデータすら、対象に成ってしまうので。
ゾーニング」どころか、文字通り、焚書に等しい事態になる訳だが。


現行憲法では、「表現の自由」「検閲の禁止」と言うが。
事実上、受け手が置かれる環境へ干渉する事によって、前者を制限し、後者を或る程度は無効化出来る(まあそれでも好き放題は出来ないし、故にそれが気に喰わない方々は、改憲したがってる訳だが)。

そう言うのは、善意や崇高な義務感に基いたりする訳で。
それを、「パターナリズム」と言う。
ワタミみたいなカルト的思想も、安倍晋三首相の信奉する「親学」も、そのクチ。
NHKの契約強制(なお、その番組制作に、視聴者の意見が反映される仕組みは無い)も、表現規制と同様、その一環かも知れない。

要らん事は押し付けたがるくせに、社会保障方面は切りたがるってのが、糞碌でもない。


「これは嫌だ」という意思表示には、選挙に行って、然るべき政党への投票を行うのが一番である。